パニック障害

• 突然、強い不安や恐怖が襲ってくる
• 呼吸が浅くなり息苦しさや窒息感がある
• 人ごみに行くと動悸やめまいが激しくなる
• パニック発作の不安から電車に乗れない、外出ができない
• 室内は不安を感じるので、歯医者や美容室に行けない
• 病院では薬の話しだけで、悩みの話しは聞いてもらえない
• 薬を飲んで症状は落ち着いているが、一生飲み続けたくはない

このような症状でお悩みではありませんか？

あなたもパニック障害でお悩みなら、ぜひ一度お気軽にご相談いただければと思います。

パニック障害の症状には以下のようなものがあります。

１．パニック発作
身体的および心理的にさまざまな症状が一過性に現れる状態を指します。
発作は通常数分から数十分続きます。
心理的な症状では強烈な不安感や恐怖感で、日常のストレスや不安とは異なります。
身体的には窒息感・動悸・めまい・身体のふるえ・吐き気などがあり「このまま死んでしまうのではないか」と思うほどの症状が起こることもあります。

２．予期不安
パニック発作が起こることを心配し、不安を感じる状態を指します。
この不安によって、発作が起こった状況や場所を避ける行動が生まれ、社会生活が困難になることがあります。

３．広場恐怖（空間恐怖）
患者さんが特定の場所や状況を避けることで、パニック発作を回避しようとする傾向を指します。
例えば、発作を起こした場所、人ごみ、電車やエレベーターの中など助けを得られなそうな場所などがこれに当たります。
「逃げられない」「助けを得られない」ような場所を避けるようになり、ひどくなると外出さえ困難になってしまいます。

パニック障害が起こる原因は、まだ完全には分かっておりません。
ですので現在、一般的に考えられている原因をいくつか参考程度に紹介いたします。

１．生理学的メカニズム
・自律神経の乱れ
パニック発作は、交感神経と副交感神経のバランスの乱れに関係しています。
過剰な交感神経の活性化が、心拍数の上昇、過呼吸、発汗などの身体的な症状を引き起こす可能性があります。

２．心理学的メカニズム
・恐怖の循環
パニック発作が起こると、その経験自体が恐怖を引き起こし、次の発作を予期することで症状が悪化する可能性があります。

３．ストレスとトラウマ
・過去のトラウマ
過去の心的なトラウマやストレスが、パニック障害の発症に起因する可能性があります。

４．神経伝達物質の異常
・セロトニンやノルアドレナリンなどの不均衡
セロトニンやノルアドレナリンというホルモン・神経伝達物質のバランスが取れないことで、不安や恐怖などの感情を調節できない可能性があります。

当院ではパニック障害の原因は『交感神経の過緊張』『脳への血流不全』と考えています。

そこで生じた「身体に生じている３つのコリ」を丁寧に取ること、加えて患者さまの「セルフルケア」を組み合わせてパニック障害の改善へと導きます。

なぜ交感神経の過緊張が起きるのか？

１．パソコン・スマホが手放せない時代だから
パソコン・スマホでの長時間の同じ姿勢は、筋肉のコリを慢性的に作っています。
常に頭を前のめりにしているため、首への負担は大変なものです。
首コリ、さらにパソコン・スマホから目に入ってくる刺激は交感神経を緊張させます。

２．ストレス社会で緊張の連続だから
仕事やプライベートでも心の緊張が続くと、血管が収縮してコリを多く作ります。
心身が休む時間がなく、交感神経が働き続けて脳への血流不全をも招きます。

３．地球の環境が変わっているから
ここ数年、極端な気候変動で自律神経のバランスを取ることが難しくなっています。
気温、気圧などの大きな変化は自律神経に大きな負担を与えています。

※個々人で様々な要因がございます。

交感神経とは「闘争・逃走」のときに働く神経です。
いわゆる「緊急事態」のときに働く神経です。

交感神経の過緊張は、呼吸を浅くし、心拍数を上げ、消化機能を落とします。
さらに血管を収縮させ、脳への血流不全を起こし、交感神経の緊張を増長させます。

当院では「３つのコリ」を取ることで『交感神経の過緊張』『脳への血流不全』の改善をしていきます。

①首こり
首の後ろにある「後頭下筋群」のコリを取ります。
後頭下筋群は頭の後ろと首の間にある、深いところにある筋肉です。
そこのコリは自律神経の中枢である「視床下部」へ大きな影響を及ぼします。
また脳全体への血流不全を起こします。

②胸コリ
鎖骨から上部の肋骨までの筋膜のコリを取ります。
（女性ですとアプローチしづらいため、セルフケアでもお伝えしています）
多くの治療院では「背中のコリ」に重きをおいております。
当院では深い呼吸をするためには「胸のコリ」を取ることが重要と考えています。
呼吸、特に息をしっかり吐くことができると、副交感神経が優位になります。

③食いしばり
顎の近くにある「咬筋」「翼突筋」「側頭筋」のコリを取ります。
パニック障害の患者さまの多くに食いしばりが見られます。
このコリも脳への血流不全し、交感神経過緊張を起こします。